台木と接ぎ穂の相性



相性とは
   
 親和力ともいいます。
台木と接ぎ穂との活着の度合いを示すものになります。これは台木と接ぎ穂の性質が近い(分類学的系統からいえば近親関係にあるもの)ほど相性がいいといえます。


 短毛丸
 実生接ぎによく用いられます。
寒さに強く、根も丈夫なため冬でも戸外で越冬できます。
 しかしながら、永久台木としての資格に欠けているため、繁殖の一過程としての台木として利用します。
穂木に適したものは

 ロビビア類、ウニサボテン類(花盛丸)、ギムノ類(新天地・海王丸・緋花丸・光琳玉)、有星類(カブト丸・碧王瑠璃らん鳳凰)、強刺類(金シャチ・弁慶)


 三角柱
 実生小苗(特に小さいもの)を接ぐために用います。
寒さに弱いという欠点を持つため、永久台木には向きません。繁殖用の一過程として用います。
温度管理に気を付ける必要があります。
穂木に適したものは

 若干合わない種族があるそうでたいていのものは穂木として可能だそうです。


 竜神木
 花サボテン類とは近親関係にはありませんが、とても相性が良いそうです。
よって相容れない属というのがほとんど無いそうです。また、穂木の生長、とげの発生、花付きが早くなるため万能台木として利用されています。
 欠点としては根腐れを引き起こしやすく、寒さに弱いとのことです。冬期に多湿であったりすると凍死することがあるそうです。
穂木に適したものは

 穂木はどのようなものでも相性がいいようです。

ただし、毛柱類(翁丸・白雲錦)、強刺類(弁慶・金シャチ・ルリ丸)などは穂木としては避ける必要があります。


 袖ヶ浦
 これを台木に用いた場合、穂木の生長が早く、とげの発生が良く、花つきも良くなります。
繁殖がよく、寒さに強いことから理想的な台木として珍重されているそうです。
 唯一の欠点としては、接ぎ穂との接着面に黒いかさぶた状のものが生じることがあります。
この現象が起きた場合はすぐに接ぎかえる必要があり、そのままにしておくと腐死することがあるようです。
穂木に適したものは

 レブチア類(宝山丸・新玉)、ロビビア類(陽盛丸・緋盛丸)など


 ウチワサボテン
 穂木の生長の早さ・とげの発生・花つきが非常に良く、切り口の乾燥が早く、天気の悪い日に接いでもほとんど失敗することがありません。
 欠点としては側芽がたくさん出ること、カイガラムシの発生がしやすいことなど永久台木としてならないことです。
 繁殖過程の台木として最もすぐれているうちのひとつとなります。
穂木に適したものは

 穂木の好き嫌いがはっきりしているそうです。
エキノプシス、ロビビイア、カメエロビビイア、レブチアの各属とは相性が非常に良いです。

 逆に絶対に相容れないものは、ギムノカリキウム、フライレア、パロジアの各属となりこれらは避ける必要があります。


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