サボテンの食利用!?



サボテン 古代の食
   
 アメリカの先住民族「インディアン」は、サボテンを食用としていたそうです。
その最も古い記録は2800年前にさかのぼります。テキサス州南西部の岩陰遺跡からリュウゼツランの一種、ウチワサボテン、ユッカなどの花粉が含まれた糞石が発見されています。
なかにはその8割方がウチワサボテンの花粉で占められていた例もあるそうです。

 ウチワサボテン、リュウゼツラン、ユッカなどの花の時期になると集まってきて、その花を食べ、蜜を吸っていたそうです。
 既に欧州軍征服前のアメリカ大陸では先住民族たちによってサボテンは農耕作物として取り入れられていたそうです。


サボテン 世界の食利用法
   
 日本ではサボテンは観賞植物として栽培されています。
しかし、諸外国ではサボテンは果物や野菜として、そしてお酒の原料として古くから利用されているそうです。

 現在でもサボテンの花は食べられており、台湾では月下美人をスープに入れたり、豚肉と炒めたり食べられているそうです。花以外に、果実や若い茎が食べられるサボテンの種類は少なくないそうです。



 ・サボテンの果実
 メキシコから南米にかけて、現在もサボテンの果実は果物として流通しているそうです。
それには大別して、柱サボテン類のピタヤ(右)とウチワサボテンのツナがあります。
日本ではピタヤの果実をドラゴンフルーツという名で売られているようです

 ピタヤは、握りこぶしぐらいのくらいの大きさで、鱗片はありますがとげはなく、表皮は熟すると緑色から黄色または赤色に変わります。中はゼリーのような半透明でほのかな甘みがあるそうです。しかしながらゴマ粒より少し大きな種子が果実内に散在するのが難点のようですが、冷やして食べると口あたりもよく上品な果物のようです。
 コロンビアでは最も高価な果物だそうです。

 ツナは表皮に小さく刺さりやすいとげがありますが、熟すると表皮が赤紫色を帯びる系統と、黄色い系統があります。
黄色い系統は果肉は白っぽいですが、赤紫系統は中を割ると深紅に色付いているそうです。
味は甘みが強いがさっぱりしているそうです。
カリフォルニアから南米にかけて果物として生食されることが多いようです。
 ツナの果肉をチーズ状に固めたお菓子がケソ・デ・ツナでメキシコで売られています。
ドゥルセ・デ・ビスナガもメキシコのお菓子ですが、これはひと抱えもある樽状の大きなサボテンの内部を棒状にした砂糖菓子だそうです。


 ・大衆野菜としてのサボテン
 メキシコでのサボテンの利用法は、野菜としての食用だそうです。
ノパールと呼ばれるウチワサボテンの茎節が市場で売られおり、20センチぐらいの若い茎節が商品として並べられているようです。

 ノパールには、細かく抜けやすく刺さりやすいとげが一面に生えています。調理法はゆでるか、焼くそうで生で食べるにはシュウ酸含まれえぐみがあるそうです。
サラダやステーキにして食べるそうです。


 ・お酒としてのサボテン
 アメリカ南西部からメキシコ北部にかけてに住む先住民族は、柱サボテンの一種の果実からお酒を造り、雨祭り・収穫祭・新年の儀式に用いたそうです。
 これは果実のとげを除き、二時間ほど煮て、種子をこし、再び煮つめると赤いシロップができます。それに水を加えると発酵し、赤いワイン状のお酒が出来るそうです。


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