サボテンの接ぎ木



接ぎ木とは

   
 接ぎ木とは、サボテンの一部を切り取り、他のサボテンに継ぎ合わせひとつの新しいサボテンを作り上げることです。

 これは、栄養的にみて台木は主に根によって土壌から水分や養分を吸収し、接ぎ穂は光合成によってえたエネルギーを両者間に送りあって共存します。 


接ぎ木の利点

・斑入り種や根が弱い「難物種」など栽培が困難な種類を、接ぎ木をすることにより台木の力を借りて育てることができます。
  ・根腐れが進んだサボテンも根を切断して台木につなぐことで助けることができます。
  ・丈夫な台木の力を借りることにより生育が早まり成株になる期間を短縮することができ、より強いとげを出させたり、花付きをよくすることができます。
  ・接ぎ木をすることにより生育が促進され、子吹きがよくなります。またその子を接ぐという作業を重ねることにより同一形質のサボテンを大量に得ることができます。


接ぎ木の欠点

・鑑賞価値が薄れてしまいます。
  ・接ぎ木をすると急成長するので、本来の姿が失われたり模様が消えてしまうことがあるそうです。また元気がよくなり過ぎて、本来は出ない毛羽を吹いたりします。
  ・接ぎ木は組織の軟弱化させることもあり、そのため虫が付きやすくなったり、病気になりやすくなりサボテンそのものの寿命を短くしてしまうそうです。


接ぎ木の時期
   
 接ぎ木の適期は生育期である春と秋になります、その時期の快晴が続き空気の乾燥している日が最適となります。
 梅雨期や雨天の日に行うと切断面がいつまでも乾燥することがなく、腐敗することがありますので気を付けてください。


台木の選定
   
 竜神木、袖ヶ浦、三角柱などの柱サボテンや短毛丸、花盛丸などの球サボテンがよく使われます。
いずれも病気を持っていない実生苗を用いることが大切のようです。 
   
台木と接ぎ穂の相性へ ▽


台木の条件

・強く丈夫な植物で、生長が旺盛なもの。
  ・寒さに弱かったり、夏に生長力が衰えないなど季節によって生長にムラがないもの。
  ・茎の切断面がなるべく広くとれるもの。
  ・接ぎ木として活着しやすいもの。
  ・接ぎ木の操作が容易なもの。(あまり強いとげなどたくさん生えていないもの)


 △ さぼてんの交配・実生
サボテンの接ぎ方へ ▽

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