サボテンの植え替え



植え替えの必要性

   
 サボテンに限らず、鉢植えの植物は長く植え替えずにおくと、鉢内いっぱいに根が張り、用土をくだいて水はけが悪くなります。
また、微量要素(窒素、リン酸、カリウムなど)が欠乏したり、老廃物が蓄積し、生育が悪くなります。

 とりわけサボテンは根腐れをおこしやすく、用土にも飽きやすい性質がありますので定期的な用土交換が必要となります。


植え替えの時期

   
 生育期に入る直前に植え替えるのが一番いいようです。
サボテンの種類によって生育期が多少異なりますが、基本的には春と秋の2回行うことが出来ます。
春は3月から5月、秋は8月から9月が適期です。

 春の植え替えは少し遅れても大丈夫ですが、秋は早く終わらせた方がいいようです。


用土

   
 適した用土は、水はけ(通気性)がよく、保水力と保肥力があり、酸やアルカリが極端に強くないものが良いとされています。

 用土の配合に関しては、いろいろな専門書、手引き書に記載されていますが統一的なものがなく、悩みがちなところのようです。
分からない場合、園芸品店に売られているサボテン用土を購入し、その用土を元に書籍を参考にした方がよいのかもしれません。

 一般的には、保水力と保肥力をよくするために、赤玉土・桐生砂・日向土・富士砂などや、吸水性の大きい火山礫が適しているようです。

 また、サボテンピートモスや腐葉土も有効ですが多用すると用土がべとつくので、全体の10%ほどにとどめるのが良いようです。
 この時に、サボテンピートモスや腐葉土は、水で湿らせてビニール袋に入れ、密閉して2〜3日間よく日に当てると、内部は60度くらいまで温度があがり殺菌が可能となり、その後十分乾燥させて使います。

 鹿沼土やピートモスを多用すると酸に、石灰を入れすぎるとアルカリ性に偏りますので注意が必要です。

 何種類かの用土を混合させることによって、それぞれの用土特有の性質が平均化されて、微量成分も多くなるので、用土の単用はさけた方がいいようです。


植え替えの実際

   
 サボテンを鉢から抜き、古土を全部落とします。
この作業は晴天の時に行い、作業前の数日間ほど断水して用土を乾かしておくと、根を傷めず作業も容易に行えます。

 根は植え込む鉢内に広げて入る程度に切ります。
このときに根をよく調べ、腐った部分や傷んだ根がある場合は(その部分がなくなるまで)切り取ります。
健康なところまで切りつめたものは、切り口を1時間ほど直射日光に当て、急速に乾かします。
その後、風通しのよい半日陰で切り口に皮膜が出来るまで乾かします。


植え替え後の管理

   
 植え替えた後の鉢はよく日の当たる場所に置き、鉢土を温めます。
鉢内温度が低いと発根しないので、植え替え後数日間は水やりをひかえます。
この時期に水を与えても新根が出ていないため水を吸収できず、鉢土の温度を下げる原因となり発根を遅らせてしまいます。


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